おじゃみ座布団
アンティークのマホガニーのソファが落札できず、どうしようかと言うことで座布団を作ることにしました。
帯が沢山あるので、最初は帯で普通の座布団を作る予定でしたが、帯の幅では大きなものができません。パッチワーク的にしようかなと布地を取り映えず広げてみました(12月25日の夜)。
反物は作務衣にする予定なので却下。桜の反物は小さく元々下の緑色の布とで椅子用のクッションを作る予定でいました。でも何となく今回はパス。一番左の赤とシルバーの帯にしようと思った物の、解く作業が待っているのでパス。結果着物ではない東南アジアのお土産で貰ったと思われる一番上の黄色い布と、ここには映っていないですが、普通の黒い布とでおじゃみ座布団を作ることにしました。
おじゃみとは関西弁でお手玉のことです。お手玉の形をした座布団です。これの利点は座ると姿勢がよくなります。作り方はお手玉と同じです。長さの比率は縦横1:2です。
この黄色い布のデザインを全部使おうとすると長さが60㎝になるので、幅は30cmです。直径(?)60㎝の巨大なお手玉を作ることになります。
で、5月に購入したミシンで縫います(12月26日)。
このミシンは未開封のまま半額以下で出品されていました。私はまっすぐ縫えれば良いだけなのでこのミシンで十分でした。白い1輪のバラの花を持って取りに行きました...。話によると随分前に出品者の母親がコロナに感染しました。洋裁好きな方で新しいミシンをネットで購入したものの、容体が急変し商品を見ることなく帰らぬ人になった。心の整理がつかずなかなか遺品整理が出来なかったために返品できなかったと言う理由からでした。このミシンの購入に関してはどうしようか悩んだのですが、ネットで「ミシンに罪はない、お亡くなりになられた方も使ってくれる人がいたら嬉しいと思う」と言う方が多数で、後押しされて購入しました。このミシンに感謝の気持ちとご冥福をお祈りするために手を合わせてからの使用となりました。
シンガーのミシンは初めてで最初は使い勝手がわかりませんでしたが、ジャノメやブラザーに比べてスムーズな気がしました。ただ新製品と何年も前の物を比較しても仕方がありません。
ところがしつけをしていて3辺目の縫いの所で一辺が28㎝しかありません。結局1つの座布団い同じパーツを2個、座布団を2個作るので合計4個のパーツが出来たのですが、全て最後の辺だけ一辺が28㎝になってしまいました。不思議だ。
そんなこんなで2枚縫いあがりました。家には500gの綿が二袋ありましたので、とりあえず1個だけ完成させようと入れてみました。
綿足りてないです。ジャンボおじゃみ座布団は1500gの綿が必要でした。しかし26日はセカンドクリスマスでお店は閉まっています。なので作業はここで終了です。
今朝(27日)に雑貨店に行ってきました。500g一袋だけ在庫がありました。しかし8ユーロは高いです。2個目は3袋購入だから24ユーロ。2個目はボチボチ作ることに。
家に帰ってこの綿を詰め、口を縫いました。後は中留めです。
問題が発生です。布団針がありません。私が持っている針の一番長いもので7㎝です。試してみましたが上に乗って圧をかけても無理でした。午後から手芸店に行ってきました。刺繍針並みの穴の大きさで最大13㎝でした。穴の大きさが大きいものは17㎝もありましたが、穴が大きいのは困るので刺繍針並みの穴の13㎝の針を購入しました。
ですが駄目でした。仕方なく閉じた部分を解き綿を出して、先に中留め用の糸を付けました。そしてようやく完成しました。部屋は紫なので対色の黄色です。黒ではなく紫が良かったのですが、仕方がありません。
結局出来上がったらやはり歪な形になってしまいました。まぁこれも愛嬌です。手作りならではです。桜の布地と緑の布地で小さめのおじゃみ座布団をその内作ろうと思います。でもまずは2個目のおじゃみ座布団を完成させないとですね。
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投稿を表示柄も形も素敵です〰️😍✨✨
うちにも使っていない帯があるのですが、いつか おじゃみ座布団にするのも良いですね🥰
ミシンにはそういう背景があったのですね😔シンガーのミシンは割と上級者が好んで使うミシンなので、ご購入された方はよほど洋裁がお好きだったのでしょうね🥺
海外でシンガーのミシンが活躍されてて、きっと空の上で喜んでいらっしゃると思います☺️✨✨
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投稿を表示ステキなおじゃみ座布団完成ですね😊
帯は日本から持っていかれたのですか?現地調達?
物にはいろんな物語があって、あまねさまが命を吹き込んでいるように思います💓ミシン、喜んでいますね!