DIYを通して多くの人と繋がれたり、

アイデアを交換するのが楽しい。
 

 カインズ町田多摩境店で20年近く働く藤原さんは、もともとはフラワーコーナーの担当。DIYコーナーができてからDIYコーナーへ移動し、その時からDIYについて学んできた。それまでは工具を扱ったこともなかったが、今ではDIYerに。ワークショップなどを通してお客様とコミュニケーションを取る時間が楽しく、スタッフ全員とも仲良しで新しい刺激をもらう日々だそうです。最近ではお菓子作りも趣味のひとつに。誰かと何かをシェアするのが喜びだと語る彼女にDIYについて聞きました。

DIYを始めてから
新しい発見と喜びがいっぱいに。

「実を言うとDIY Squareの担当になるまで、工具を使ったこともなく、ほぼDIY素人状態だったんです。けれど、多くの人からレクチャーを受けながら今までに成長しました。最初に自分で担当したワークショップは、かなり緊張していたのですが、初めてのお客様が「楽しい」と言ってくださったんです。後日、『ワークショップが楽しかったから自宅でもいろいろと作ってみました』と写真を持ってきてくださって。その時、自分が関わったことに誰かが喜んでくれたことが本当に嬉しかったですね」
カインズ町田多摩境店では他店舗でも開催しているレギュラーのワークショップとは別に、ストアオリジナルのワークショップを開催中。その企画はスタッフたちが考え、今までには傘立てやロッカー風チェスト、クリスマスのモビールなどを作ってきた。

モノづくりの裏側を知ることで
我が家もパワーアップ。

「12年ほど前に自宅にカーテンレールを付けたんですが、何度やっても落ちてしまって、なんでだろう？　と疑問に思っていました。けれどDIYに関する仕事について、アンカーというゴムのようなものが必要だと知ったんです。あー、なるほどと理解して早速改善しました。それまでは４、５年ほど落ちてくる状態で暮らしていたんですよ（笑）。もちろんDIYはプライベートでも生かしています」
世代の離れたスタッフとも仲良しと話す藤原さんは、デジタル機器に強いスタッフや自宅での本格的DIYを趣味とするスタッフなどから新しい情報をもらうことも多い。常に刺激をもらえる仕事は楽しく、最近始めた趣味のお菓子作りでは、必ず多めにつくって、翌日スタッフのみんなにプレゼントすることが恒例に。

「この間はスフレクッキーを作りました。翌日はパッケージに詰めて、一人一人にプレゼント！　人のために何かを作るという作業も楽しいなと思っています」

DIYを始めることで
理想の空間に近づいてくる。

「DIYを初めてから、私も細かい部品が気になるようになりました。そういうことを楽しめる人はきっとDIYに夢中になる気がします。この夏のワークショップはストアオリジナルでお魚のモビールを作る予定。全国のカインズホームでも数少ない大きなルーターがこの店舗にはあるので、それを使ったルームプレート作りなどもやってみたいです」

小学生から高校卒業時まで吹奏楽に所属していた藤原さんは、最近クラリネットの趣味を復活。以前の顧問の先生が定年退職をすることを知り、その１年前からOBでこっそり集まり練習を続けてきたそう。誰かと関わりながら、何かをするのが楽しい。そんな彼女にとってワークショップを通して、お客様と触れ合うのは至福の時間。他愛のない日常会話をしながら、それぞれのペースでDIYの魅力を楽しんでいると言います。「DIYは自分の好きに作れる、というのが一番の楽しさですね。自宅のインテリアに合わせてジャストサイズで作れるというのも魅力じゃないでしょうか？　親子で楽しめるというのもいい。DIYを始めれば、理想の空間に近づけられます」