アレンジアワード2023【手動で微調整・工具で高速回転できるノブスター】
六角ボルトを入れて手回しできるノブスターというパーツがあります。
右のノブスターは、ホムセンのボルト・ナットのコーナーでよく見かけました。

何かを脱着する際に、締め付けたりゆるめなければならないとき、工具がなくても手で回すことができます(六角ボルトそのものなら、スパナやレンチが必要ですよね)。
しかし、あくまで回す速さは手動の速さです。六角形の凹みがあれば、六角ビットを差し込んで、電動工具で高速回転できるのですが……。
ウーン (Θ_Θ;)
というわけでアレンジ開始!
形状を参考にしつつ、作ってみました。
(^▽^)/
この作業、手順が大切です。治具やガイドを使わない場合、指の掛かる部分を先に作らないと、材が暴れて失敗します(経験談)。

先に指の掛かる5箇所に穴をあけてから、円形にくり抜きました。
中心には、
①細長いボルト本体の入る穴
②ボルトの頭の入る穴
③キャップ(フタ)の入る穴
をあけています。
そしてトリマーで面取りしました。

実は先に端材でガイドを作っており、どの場所に穴をあけるべきかマーキングできるようにしてあります。
特に中心の穴は、直径の異なる3種類のドリルを使うので、中心がブレないよう貫通させました。
72度の角度は、プロトラクターで計測しています。

キャップも作って、塗装しました。
キャップの中心に六角形の穴を加工しています。ちょっと、ズレたかな?
( ゚д゚)ハッ!

先日、投稿した「六角穴あけガイド」を使っています。

ボルトを差し込んで、上からキャップでフタをして出来上がり。

これがどんな時に役に立つのか?
自作のテーブルソーを例に説明します。
六角ビットを使って高速回転させることで、フェンスの移動を素早く行えます。手動で回すのは、目的の幅に近づいたときの微調整のため、という使い分けができます。

他に昇降台の高さ調整にも使えますね。
※交換前の写真です

およそノブスターの取り付けられる箇所に使えるので、ぐりぐり手回ししている時間を短縮できます。
量産したいところですが、治具やガイドが必要ですね~。
(´∀`*)
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示森の小さな工房さん、こんばんは
どんどんひらめいて、モリモリ発明されてますねぇ✨(人´ω`)
便利になる道具、素晴らしいですヽ(´ω`)ノ