CAINZ DIY Square

作品投稿

お皿作成治具

「bowl on Table Saw」とか「Bowl Making Jig」で動画検索すると、参考になるのがいろいろ出てきました。みんなサクサク作っていますが、実際に作ろうとすると、「これは危ないっ!」「全然進まないじゃないか!」という状態に何度も直面しました。

ヽ(`Д´)ノ 

 

自分なりのアレンジも加えて、なんとか完成~。

この治具は、ドリルの先端にケーキ型の材を付けて、回しながらテーブルソーで削っていくことで、お皿を作るというものです。

完成直後の様子 ここから改良がはじまります

この治具はテーブルソの天板に彫った溝の上を前後させられるように、裏側にアルミのフラットバーを取り付けてあります。

 

■お皿の外側を削る場合

中央のブランコを傾けて、端から削っていきます。

当初、2本の手で中央のブランコを支えつつ、削っていました。が、ピクリも動かないほど固定できるはずもなく、回転するノコ刃に深く食い込み、何度もガツンと跳ね上げられていました。寒い日であるにもかかわらず、汗だくになりました。

(゚Д゚)

 

木材が吹き飛ぶか、ノコ刃が欠けるか? ヒヤヒヤしていました。

(ll゚Д゚)

 

そこで、ストッパーの役割を果たすものを取り付け、ノコ刃が深く食い込むのを避けるようにしました。

グリグリ回すことで、ボルトの出た長さが変わる=傾きが変わるというわけです。

これでずいぶん楽になりました。

(≧▽≦)

 

ブランコの回転軸の中心からの距離が長いほど(半径が大きい)、お皿の外側は滑らかになります。

反対に、半径が小さいほど、お皿の外側は急勾配になる気がします。

 

■お皿の内側を削る場合

1×材くらいの厚み(19ミリ)があれば、お皿を作れそうだな~というのがテストによって分かってきました。ところが直径の大きなお皿を作ろうと、ノコ刃を出していくと、材の厚みを越えてしまいます。

そのため、ノコ刃を出しすぎないようにしながら、削るしかないわけです。

この状態だと、下の写真のように中央に凹みができるだけです。もっと拡大しないといけません。

ブランコは垂直にしたまま固定。ノコ刃だけを上げていきましたが、治具自体を動かす必要がありそうです。ここでもストッパーの役割を果たしていたパーツを利用しました。

 

グリグリ回すことで、治具そのものが少しずつ前へ移動していきます。

テーブルソーのノコ刃の位置は変わりませんから、ドリル回転の中心から離れていく動きになります。

お皿の内側、中心を削るときは、ブランコをガッチリ固定して、ドリル、テーブルソーともに回転させました。

次に削れる範囲を広げるため、治具自体を前へ移動させて、ノコ刃をドリルの回転の中心から遠ざけると……。

削れる範囲をつなぎ合わせれば、ノコ刃の直径すら越えられる範囲を削れるのではないか? なんて思いました。もちろん、ブランコの幅=お皿の直径に対する制限があるので、無制限には削れませんが。

 

かくして、広い範囲を削ることができました。

\(^▽^)/

※この「お皿作成治具」は安全とは言い難く、木粉も舞うため、人には勧めませんね~。

ウーン (Θ_Θ;)

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1 件の返信 (新着順)

森の小さな工房さん、こんばんは
お皿づくりの実証実験検証の過程を余すことなく公開してくださり、ありがとうございます┗(`・∀・´●)


こんばんは~。
紙の上であーでもない、こーでもないとやっているうちは全然、前へ進まなかったです。
何度も停滞しながら完成へともっていきました。

端材で作ったので、切るのも穴をあけるのも抵抗がなかったことが大きかったと思いますねえ。
それと、怪我しなくてよかったです~。
(^▽^)/