夏のDIY2022【引き出し18個(3列×6段)の小物入れ】
小物やパーツを入れる目的で作成しました。6月頃に奮闘していた作品です。
明るく、軽く、爽やか、そして涼しげな小物入れを作ろう! そんなイメージを持っていたので、取っ手に金具を使うのは合わないだろうな~と考えつつ、半ば手探りの状態で始めました。
引き出し作りを中断して、本体のキャビネットを作ったり、また引き出し作りに戻ったりと、時系列に即して書いていくとややこしくなるので、まとめたり省略したりして掲載します。
※外見上、同タイプの小物入れを3つ、作りを少し変えて作っています。掲載しているのは、引き出しを含めて完全に夏の間(6月以降)に作った前板が薄紫の作品です。
━━■引き出し作成編■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引き出しの数が多いので、ホムセンで板を購入して追加作成していきます。
以前、購入したときより値上げしてました。いてーな~。
(´;ω;`)


ボンドの付きをよくするために、接合面をヤスリで荒らしています。


外れないようにボンドはたっぷりと。こういう箱物を量産することがあるので、クランプはたくさん欲しいですね~。
━━■キャビネット(本体)作成編■━━━━━━━━━━━━━

合板を切り落として、ホワイトで着色。後に、ニスを塗りました。
今回の挑戦のひとつは、棚と仕切り板の組み方です。単にボンドで貼り付けると、いつのまにか滑って斜めになったり、ズレたりします。そこで「竹串」をダボ木の代わりに使えないかと試しました。


仕切り板の厚みは9ミリ。自分の技量では、ここに手持ちのダボ木を打ち込むのはムリだと判断しました。木口への打ち込みなので、おそらくズレるか、割れるかします。棚板に貫通した穴をあけ、竹串を差し込み、仮組みを行いました。

仕切り板が真っ直ぐそろってよさそう~。
手前にはみ出している部分は、後で削ればなんとかなるでしょう。というわけで、接着に移りました。その後、クランプでガチガチに固定します。


はみ出した部分をカンナで削っていきます。平らになったので一安心。
(実は、ここでトリマーを使って削ろうとしたのですが、これは失敗。ビットが適さなかったようです)

キャビネット本体が完成。今後、正面だけホワイトで着色します。内側は未着色のままにします。
(着色したため、木材が膨張して引き出しの開閉が窮屈に! その反省からです)

━━■前板作成編■━━━━━━━━━━━━━
今回の挑戦のひとつに、引き出しの前板の角(かど)を丸くする、というものがあります。この角のRをどれくらいにするか? 鋭角的でもなく、だらしないほどでもなく……というのが理想ですが、均等に削る必要があります。フリーハンドではムリ。作業が一時中断しました。
結局、端の丸くなったアクリル板があったので、ガイドにして削りました。
(厚みのある下敷きがあれば、楽だったかもしれませんね)

さあ、そろそろ問題が発生してきました。予想していましたか、コゲです。ただし、前板は塗りつぶすので表面化はしません。水色、薄紫、桃色で着色。外で乾燥させます。

━━■取っ手作成編■━━━━━━━━━━━━━
今回の作品は、引き出しの前板に薄い色を使っていることもあり、全体として軽めのイメージを出そうとしています。そのため、取っ手に金属を使うのは主張がありすぎて、合わないだろうなと考えました。
取っ手に木材を使うことを決めていましたが、樹種を何にするか? この調査で作業が再び中断します。
「木目によっては主張が激しく、特定の取っ手に目が行き、イメージが崩れはしないか?」
そういうのは願い下げです。
そんなわけで木肌の様子や木目を調べながら、手に入れやすい木材は何か? を探していました。検討の結果、アガチス材を採用することにしました。

同一の大きさに切り落として、ジグソーテーブルで半月状にしていきます。
ミスして、パキッと割れるものも出てくるだろうな~と思っていたら、案の定、出てきました。取っ手は余分に作って正解でした。


ジグソーテーブルを使っているとはいえ、フリーハンドであることは変わらないので、よりなめらかにするためにベルトディスクサンダーで削りました。ここで予想通りの問題が表面化。コゲです。トリマーで面取りした後もコゲが残りました。


木の質感を見せて、作品にやわらかいイメージを与えたかったので、取っ手は未着色のままにするつもりでしたが……このままではマズい。このコゲを取るのに作業がまたストップ。サンドペーパー、サンダー、ヤスリなど手持ちの道具を試すことになります。
たとえコゲを落とせても時間と労力を要するようでは不採用。なにぶん、数が多いので。
ようやくたどり着いたのが、ドレッサーでした。

かなり楽に、綺麗に落とせます。作業も再開。
コゲを落として、ニスだけ塗布しました。いい感じです。
(´∀`*)

━━■前板接合編■━━━━━━━━━━━━━
難所はクリアしたので、後はひたすら進めていきます。
取っ手の接合位置を決めるため、即興でガイドを作りました。100均で購入したプラ板に、ネジ位置の穴をあけ、L字型に組んだ木材を貼り付けました。

引き出しと前板を両面テープで接合。その後、前板側から内側向かって下穴をあけました。引き出しの内側から取っ手までをネジで固定します。ここ、ズレるとたぶん取っ手が割れます。そのため、ネジの先が前板から顔を出したら、取っ手の真ん中に打ち込めるように慎重を期しました。
取っ手の位置を揃えるため、マステを使用しました。
(作って分かったことですが、縦の列を先に接合したほうが、作成が楽です。前板を整列させる労力が少なくて済みます)


━━■完成■━━━━━━━━━━━━━
ようやく完成しました。
せっかくなので、3種類掲載しておきます。



前板の角を丸くすると、引き出しを整列させたとき、内側に凹んだトランプのダイヤ◆のようなカタチが現れます。そろえるのが大変で、微妙にズレたり均一でなかったりして、難儀しました。
時間はかかりましたが、3個とも無事に完成しました~。
\(^▽^)/
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投稿を表示ハンドルネーム、伊達ではないですね。「すごい」の一言です。
私は緻密でコツコツ築き上げて行く作業が苦手なので、こういう作品を作れる方を尊敬します。
コゲ、は私もよく作ります。
手作りの味として置いておけるならともかく、そうでない時は…。
うーん、やっぱり尊敬です。
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投稿を表示わぁ〜(((o(゚▽゚)o)))♡
すごいです👏🏻👏🏻👏🏻
大作ですね🤩尊敬の眼差しでございます🌟
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投稿を表示すごい大作ですね❗
三色作り上げるとは❗家具屋ですか?😁って感じです。
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投稿を表示板の厚みが薄い物へのダボで、爪楊枝を使っているものづくりをる見たことがあったのですが👀
竹ヒゴの方が強度も高そうっ💪✨
即興でガイド治具を作成出来るのは、経験値ありきですね🙇♀️✨
丁寧で根気の要る作業が工程から解り易く、工夫と技術に基づいて解決されてゆくことにワクワクしながら読ませて頂きました😆🙌✨
丸鋸とジグソーのテーブルも自作されたのですね😳‼️✨
大きなスタイロフォームが置けるのも羨ましく、何て素敵な工房😮💨✨
ダイヤ型に空く空間の調整も、数が並ぶからこそ目が行ってしまう部分なのだと思いますが♦️👀
丁寧に整えてゆかれ、美しい仕上がり👏✨
素敵な作品と工房にうっとりです😍💕
見せて下さり有難うございます🙇♀️✨
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投稿を表示とても根気のいる細かい作業で作られた大作ですね✨
アイコンの通り 本当に工房に訪れた様な素敵な作品で、優しい色味も良いですね☺️