作品投稿

サンドペーパーラックに扉を付けてキャビネット化

昔、サンドペーパーラックを作ったことがあります。耐水ペーパーも含めて、16種類のペーパーを置けるようにしていました。が、作業場は木粉の影響下にあります。

 

「サンドペーパー使お~」と手を伸ばすと、たいてい木粉にまみれていました。

そのため掃除する羽目に……。

作業が遅れていきます。

こんなことが何度も続いたため、扉を付けて木粉が入り込まないようにしました。

上の写真、手前が治具・ガイド入れ(「ネコよけ」なども入ってました)、奥がサンドペーパーラックです。当初、治具・ガイド入れに棚板を入れて、サンドペーパーを入れられるキャビネットにしてしまうか、サンドペーパーラックを拡張するかで迷っていました。

治具・ガイド入れをバラし始めた直後、サンドペーパーラックを拡張する方針へ変更します。

底板や側板を奥行きのあるものへ交換しました。

天板はビスケット接合で奥行きを伸ばします。

なぜ、こんなことをするのかと言えば、扉の裏側にモノを吊るすためです。

スペースが欲しいんですよね。

(`・ω・´)ノ 

 

扉用のパーツも作っていきます。

溝が入っている部分に、鏡板が入る予定です。

着色していきましょう。

鏡板となるベニヤ板も塗っていきます。

2度塗りして、ニスを塗布してあります。

 

そして、框組で扉を組み上げます。

あれっ、左上、数センチ足りませんね?

( ゚д゚)ハッ!

端材の中から適度に切り落として、接合しました。

こういう時に役立つので、端材は捨てられませんね~。

(´∀`*)

扉を平丁番で接合していきましょう。

開閉できるようになりました。

ローラーキャッチを付けています。

取っ手も付けました。

これから扉の内側にモノを吊るせるようにしていきます。

 

まずは、ヤスリを差し込めるパーツから。

続いて、使っている最中のサンドペーパーを吊るせるパーツを作ります。

着色もしていきます。

なぜこんなに使用途中のサンドペーパーが多いかというと、色移りするからです。黒っぽい塗装を施した木材をサンディングした後、白っぽい木材をサンディングすると色移りします。泣きを見ないための対策です。

 

そのため、このようなものを作りました。

さて、ヤスリも少し加工して、吊るせるようにしておきましょう。

右の扉の裏側に吊るしてあります。

ただ、この位置に吊るすと、扉の開閉時にプラプラゆれるので、改善しないといけませんね~。

というわけでサンドペーパーラツクは、扉を付けてサンドペーパーキャビネットとなりました!

\(^▽^)/

 

木粉が入り込まないので、使う際に掃除しなくても良くなりました~!

収納も増えて現在使用中です~。プラプラしてます~。

(≧▽≦)

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3 件の返信 (新着順)
しまめじ
2022/12/21 18:37

使いかけのサンドペーパーがすぐにごっちゃになってしまうのでラックに入れておくのいいですね!せめて数段はあるといいんだろうな~。クリアファイルに入れておいたのですが、取り出すのが大変なんですよね…。扉の裏に下げるのもいいアイデアですね!


しまとめじさん

クリアファイルに入れて管理していらっしゃる方、いますね~。
確かに取り出すの大変ですよね。私も見送りました~。
(´・ω・`)

おはぎ
2022/12/20 21:56

毎度パーフェクトでハイテクでハイクオリティーな投稿に、感謝感激です!今回、squareに初参加された方々が、美味しいビスケットがどんな役割をするのか?と、框組とは危ない組織なのか?とか!ファンの方々も優しい解説を求められるかと思います!DIYを極めた方ならでわの御回答お待ちしております😉


おはぎさん

し、失礼しました。ものすごく読みにくかったと思います。
ご指摘に感謝いたします。
m(_ _)m



・ビスケット
タボ木をダボ穴に差し込むダボ接合に対して、ビスケットと呼ばれるチップをいれて接合するのがビスケット接合。

板の幅を広くするための板のつなぎかたを板矧ぎ(いたはぎ)といいます。その板矧ぎ(いたはぎ)のひとつ、雇い実矧ぎ(やといざねはぎ)における実(さね)と同じ役割をはたしているのがビスケットです。

接ぎ、矧ぎ、継ぎなど数種類の漢字が使われていますが、同じものだと思ってもらっていいような気がします。「はぎ」とか「つぎ」とか呼ばれています。漢字の書き方はあまり気にしない方がいいですよ~。



例えば、「20センチの板しかないな~。40センチにするため、貼り合わせてみよう!」という時に、板の側面にボンドを塗って単に接合しただけなのが、芋接ぎ(いもつぎ)です。継ぎ目に沿って力を加えると、パキッと分離するかもしれません。

そこで板の側面に溝を彫り、その溝に細長い小さな板を入れて接合する方法を雇い実矧ぎ(やといざねはぎ)といいます。力を加えても、そう簡単には分離しません。



・框組(かまちぐみ)
家具の構造のひとつ。ドアやふすま、障子などにも利用されているので、眺めてください~。
1枚の板で扉を作ったとき、反ってしまったので、何か方法はないものかと探して見つけました。1枚板で反らないようにするには、厚みが必要で当然、重くなります。が、框組なら軽く作ることが出来ます~。
(^▽^)/



か、簡単に解説してみました。
(´・ω・`)

おはぎ
2022/12/21 08:50

遅い時間まで池上彰並みのパーフェクトな解説をありがとうございます!解りやすい図面までお手数お掛けしました!ビスケット、うちの娘は固いと言って、木材の味を試した頃があったことを思い出します!また新作ができましたら投稿、楽しみにしております!

おはぎさん

解説、伝わっているかどうか、ちょっと不安だったのですが、よかったです~。
(´∀`*)

ハリー
2022/12/20 21:39

 サンドペーパー類、ボックスの中に放り込んであるだけなので、取り出す時に大変ですので、自分もペーパーを種類ごとに整理して収納しないとなぁって思ってます、参考にさせてもらいます。


ハリーさん

私の場合、番手ごとに分ける、耐水ペーパーとで分ける、ペーパーの形で分ける……などとしています~。散らかっているところの多い作業場ですが、収納することで、見た目はスッキリしました。
(´・ω・`)