柄がもげた箒(ほうき)の修復
※長文になります
外で使っている箒(ほうき)の柄がもげたそうなので、修復することになりました。

修復の基本方針は以下の通り。
1.プラスチックの割れている部分は切り落とし、木材に換装する
2.換装した木材に穴をあけ、柄の部分を差し込む
3.プラスチックと換装した木材の部分は、薄い板で挟み込んで接合する
まず柄の直径を測ります。
18ミリ越えているのか……。手持ちのビットがないんだよな……。
┐( ̄ヘ ̄)┌

穴をあけられないと分かったので、修復は一時停滞。
しかし、直径を小さくできれば修復可能なことに気づきました。
柄自体は太すぎて、電動ドリルに差し込めないので、間にネジを挟むことにしました。
これで回せる~。

そして回転させながら、トリマーテーブルへ。
重心が多少ブレても、削っているところさえ合っていれば、問題なしと判断しました。切削箇所が軸ブレせずに回転するよう、回転している柄を押さえつつ削ります。


直径が16ミリを切りました。
所持するビットで対応できる範囲です。
念のため、端材を使って実験しました。15.6ミリの柄を15ミリの穴へ入れられるか? キツかったです。そこで、16ミリの穴をあけました。やや大きかったので、マスキングテープを柄に巻いて、きつく接合できるようにしました。

さあ、第一関門クリアです。
\(^▽^)/
修復を継続しましょう。
プラスチックの部分の厚みは、14ミリ。木材を14ミリの厚みに切り落としてしまいましょう。
近くにあった2×4の端材を利用することにしました。
しかし、ここで問題が。89ミリの厚みは一度で切れそうにないし、丸ノコのチップソーとの接触面積が広いため、キックバックを招きそうです。木材を飛ばしそう……。
(ll゚Д゚)
そこで表裏から刃を入れて、切断後は自然落下するようにしました。
(木材同士は両面テープでくっつけてあります)


はい、切れました。がすぐに、失敗したことに気づきました。
薄すぎるのです。これだと柄を差し込めません。プラスチックとの厚みはぴったりなんですけどね。
(´;ω;`)


直径のほうが板厚より大きいですねー。
というわけで、基本方針を変更!
薄い板で挟むのではなく、凹型の木材を作って換装することにしました。
再び2×4の端材を用意します。
傷んでいるので消費するには理想的です。

プラスチックと同じ幅を欠き取っていきましょう。
削る範囲を明確にするため、切り込みを入れ、同じ深さで削っていきます。深さは適当に26ミリとしました。最後はノミとヤスリで綺麗な凹型にしてしまいます。



箒のプラスチックの部分をスパーンと切り落とそうとすると、「ガリッ」と変な音と手応えが。
この状況は金属を切った時に経験したことがあります。
チップソーの刃が欠けたかもしれん……。
( ゚д゚)

片方だけ空洞になっている構造でした(知らんがな)。右端の方に金属の部分があり、どうやら切断してしまったようです。プラスチックにはヒビまで入ってしまいました。後で、マスキングテープでも巻いておきましょう。

木材も形を箒らしくしていきます。
(台形みたいな形にしてから、凹型に欠き込みを行うのは不安定で危険なので、先に欠き込みしておきました)
柄の入る穴をあけ、角や辺を面取りして丸っこくしました。


接着剤による接合に入ります。
ヒビの入ったプラスチックの部分に、白のマステを巻きました。

柄の部分を接合。
パターゴルフできそう。
\(^▽^)/
プラスチックと木材を接合するため、専用の接着剤を使用しました。これって固まると変色するんだっけ?
接合直後。

一晩おきました。
色は変わらないですね。

耐候性塗料で塗装していきます。
ローズガーデンカラーズを使用しました。
(容器を移し替えてあります)

おお~、なかなか良さそうですね。
(≧▽≦)
ここで柄の部分には3ミリの竹串を、プラスチックの部分には8ミリの丸棒を打ち込んでおきました。これで外れにくくなるはず。塗装前にするつもりが忘れていました。


サンディングして2度目を塗りました。
というわけで、修復完了~。\(^▽^)/
ゴツくなって、もげにくくなったはずです。

外で使う箒だったので、元のあった場所へ吊るしておきました。
もうしばらく活躍してくれそうですね~。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
(´∀`*)

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投稿を表示(すんません、引き続き、返信します。これ以降、おとなしくしますm(_ _)m)
提案~♡
連載にしちゃうとか、どうでしょうか。
工程ごとに一話、みたいな ヾ(‘∀’o)ノ
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投稿を表示どんなふうに、ほうきが復活したのか、とってもためになります((φ(・д・。)