ドール用アクセサリー作ってみた②
以前にもドール用アクセサリーを作った記事はUPしましたが、ドール活動にご参加してくれるドールさんはじつは計4名ほどいまして、今回はその方々向けのものを作成していました。
アイスの棒の横幅くらいがちょうどいいサイズ感だったので、そこからドッグタグっぽく作れるサイズに設定。
アイスの棒は、横幅10mm。長さを20mmにすると、それっぽくなります。
アイスの棒パーツは2個作成し、その型をベースに薄切りにした端材をカット。あとは通常の木材加工同様、サンドペーパでひたすら磨く。
今回はちょっとマットな感じにしたかったので、240→600(400番を使い切っていた)→800→1000→2000→4000の6段磨きにて仕上げました。
それが、こちら。

ちなみにアイスの棒で作成したパーツは、この段階でひとつ脱落。素材強度が足りず、穴をあけた際に崩壊しました。
次に、蝋引き。百均で仕入れた小鍋?にソイワックス・ハードタイプを入れてアルコールランプで加熱して溶かし、高温の液状にします。
我流ではありますが…通常、僕が蝋引きを行う手順は“3回通し”。
1・2回目は高温の蝋で言わば“揚げる”…に近いかな。
蝋がこのくらいの対流を起こすようになるまで熱します。

この時の温度、110度以上。この対流を目安にアルコールランプの火を消して素材を入れます。しばらくの間は素材から泡が出てきますが、蝋の温度が下がってくると泡が少なくなり、ほとんど出なくなったら引き上げタイミング。泡が出るうちは、素材に蝋が浸透しているのです。これで内部までしっかり、防水できるようになります。

蝋から引き上げた素材は、冷めないうちにウエス(僕は着なくなったワイシャツを切ってウエスに使っています)で拭き上げ・磨き。
その後アルコールランプの火を再度つけて、対流が起こる温度まで熱して2回目の蝋引き。
この時にも、同様の手順です。
ちょっと話は脇道に逸れますが、なぜアルコールランプを使うのか。それは、“煤が出ないから”です。以前は固形燃料を使っていましたが、アルコール主成分のはずなのにあれはなぜか煤が出る。作業中に煤で手が汚れると作品に付着して色がくすむことがあったので、アルコールランプに切り替えました。
さて、2回の蝋引きを終えて3回目は“蝋を上乗せする感じ”。この時は、再加熱はしません。いったん蝋に浸して、泡が出ないことを確認したらささっと引き上げる。この時に磨きに使う布は、不織布。蝋引きすると素材が柔らかくなるので、荒い布で磨くと線傷になりかねないのです。
蝋を上乗せすることで、蝋独特の艶感が出るようになります。輝きすぎない、ナチュラルな感じの光沢感。木工で落ち着いた艶を出したい時には、僕は蝋引きにしています。
3回目のあとは、こうなります。
一緒に写っているのは、イヤーアクセサリーにしようと8000番磨きまで終わらせておいたもの。これは、僕が使おうという想定です。

ここまで行って、あとは蝋が落ち着くのを待ち。しっかり内部まで蝋が浸透しているので、内部温度を下げて蝋がしっかり硬化するように・との目的があります。
このあと、僕は1日空けました。
さて、ドッグタグのTOPとしては最後の仕上げ。
刻印打ちです。
少し前にヤフオクで入手しておいた刻印棒を使い、文字を打ち込む。刻印打ちは初めてなので、前もって練習はしておいたのですがまだまだ…。


…はい、アイスの棒ここでまたひとつ脱落。
刻印打ちでミスって、文字の高さや文字幅がバラバラに。まだまだ、修練が必要です…。
打ってある文字は、ドールさんのお名前です。
だいぶん長丁場な記事にはなってしまいましたが、大丈夫でしょうか…?
一気に、工程ぜんぶ書いてしまいましたからね…申し訳ない…。
その後、このドッグタグには紐をつけてドールさんに身につけてもらいました。諸般の事情ありきでまだ公開はできませんが、パートナーには『え、良いじゃん』とのお言葉をいただきました!喜んでもらえたのが、やはり何より嬉しかったです♪
なお、こういうのを作ったあとは記録としてレポートを残していたりもします。
なおの詳細情報が欲しい方がいたら、お伝えしますのでね。ご遠慮なくお申し付けください。
では、今回はここまで。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示こんにちは。
アルコールランプ、どこに売ってますか?
ハンズが移転オープンしたので、理工学系·DIYもの商品がなくなった🤣
ウ~ン…🌀