お線香の匂いが似合いそうな空間ですが。

日常、ご飯食べるのがこの和室なので、煮物やら焼き魚の匂いならするかもと言う部屋です。

そう。

画像をモノクロ加工した訳では無いのに、白黒な空間。

元々は白木だった障子桟も経年劣化で見事に黄ばみ。

何なら桟が割れている箇所もあり。

木パテで埋めてサンダー掛けて黒塗りしちゃおうってんで、

「ワシン水性工芸うるし」

で塗り直し。

障子紙のデザインもどうせなら遊ぼうと。

ピエト・モンドリアンのコンポジションをリスペクトした配置にしました。

障子紙はこのデザイン2回目で、1回目はカラーでした。

オランダ出身の画家の作品を和風バージョンに寄せる謎センスで、色付きの障子紙は紺は無地ですが、赤と黄色は古典柄の「麻の葉」の透かしが入ったものを選びました。

何年間かはカラーを楽しみましたが、経年劣化により色が飛んでしまったので張り直すことに。

2回目は耐候性に優れたプロ用プラスチック障子紙を使ったので、破れや日焼け問題の心配は無くなりました。

(黒とグレーの色つき部分もプラスチック障子紙です)

右側に見切れている襖も襖縁から新しくして、壁紙を貼りました。

同じ部屋の引戸とドアもお揃い。

菊の花っぽいデザインが更に葬儀場感を高めてます。

(笑うところです)

柱と砂壁にもいつの日か手を出したいと思いながらも、なかなか着工には至らないのが現状なのですがね。