【新・醤油麹日記(第8話・宮崎さんと高知さん)】
出身地の異なる2種類のニラを切り終えて、らんらんは思った。
やはり違う。それぞれに個性がある。
宮崎産は水分が少なくサクサクと切りやすい。そして1本1本が綺麗に揃っていてまとまりやすく、トッ◯バリュというブランドのためか、全体的に品良くバランスがとれていてクセのない感じがする。パッケージのようにスマートだ。
一方、高知産は日焼けした素肌のように緑が濃く、水分と粘り気があり、意識して切らないと、ネギのように繋がってしまう。パッケージも「高知家、高知家の食卓、よさこい高知県産、高知にら」と、出身地を強調していて、香りもネギのようにちょぴり刺激的だ。
それぞれのニラと麹を瓶に入れると、また様子が変わった。
水分が少なく、なんとなく嵩高かった宮崎産の方が瓶に入れると嵩が減ったように、そして、繊維がギュッと凝縮されたような高知産の方が瓶の中では膨らんで嵩が増したように思えた。
「宮崎さんと高知さんか…。
同じニラでもなんか全然違うタイプやな…」
どことなく得体の知れない宮崎産の宮崎さんと高知産の高知さんに、らんらんは少し戸惑いを覚えながらも、それぞれの瓶に醤油を注ぐと、1日1回この瓶をかき混ぜる、これからの日々に思いを馳せた。
【新・醤油麹日記(第8話・宮崎さんと高知さん)】
出身地の異なる2種類のニラを切り終えて、らんらんは思った。
やはり違う。それぞれに個性がある。
宮崎産は水分が少なくサクサクと切りやすい。そして1本1本が綺麗に揃っていてまとまりやすく、トッ◯バリュというブランドのためか、全体的に品良くバランスがとれていてクセのない感じがする。パッケージのようにスマートだ。
一方、高知産は日焼けした素肌のように緑が濃く、水分と粘り気があり、意識して切らないと、ネギのように繋がってしまう。パッケージも「高知家、高知家の食卓、よさこい高知県産、高知にら」と、出身地を強調していて、香りもネギのようにちょぴり刺激的だ。
それぞれのニラと麹を瓶に入れると、また様子が変わった。
水分が少なく、なんとなく嵩高かった宮崎産の方が瓶に入れると嵩が減ったように、そして、繊維がギュッと凝縮されたような高知産の方が瓶の中では膨らんで嵩が増したように思えた。
「宮崎さんと高知さんか…。
同じニラでもなんか全然違うタイプやな…」
どことなく得体の知れない宮崎産の宮崎さんと高知産の高知さんに、らんらんは少し戸惑いを覚えながらも、それぞれの瓶に醤油を注ぐと、1日1回この瓶をかき混ぜる、これからの日々に思いを馳せた。
19
27
らんらん
|
2024/06/25
|
その他