2024/07/11 21:09
【新・ニラ醤油麹日記(第19話・終焉へと導く声)】
最初から決めていたこととは言え、それぞれの個性を兼ね備えた宮崎さんと高知さんが完成した今、この計画を実行するのは、もしかすると過ちなのかもしれない。
理性はらんらんの計画にブレーキをかけようとしていた。
「もう余計なことせんと、このままハッピーエンドでえんちゃーうん?」
そんな甘い選択肢にも誘惑されそうになる。同時に、ニラ醤油麹を作りたいと、意気揚々と瓶を準備したあの日から、宮崎さんと高知さんが完成した今日までの日々が、走馬燈のように浮かんでは消えた。
それでもらんらんは全ての迷いを断ち切るかのように、もう後戻りはしないと固く心に誓うと、その手で強く包丁を握りしめた。
「ここで躊躇ってはいけない!
ひと思いにやってしまうのだ!」
それはもはや自分ではない、抗うことのできない誰かの、何かの声であるような気がした。
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投稿を表示なかなか見に来れなくて、気がつくと番外編もたくさん出てて、盛りだくさんの小説になっておりますね😆
皆さんの想像力、文才力に圧倒されております👏👏
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投稿を表示オレは屈辱に耐えていた。
仲間達は次々に売れて行き、最後に残った事に。
生産量1位を誇るオレが4位のアイツと同じワゴンに居ることに。
仲間達と語り合った。
レバニラになる夢。
ニラ玉になる夢。
餃子になる夢。
醤油や麹に負けるものかと、尖り続けた日々。
しかし、毎日見るらんらんの不安気な様子に、迷う気持ち。
思い出したのは
『美味しく食べてもらうんだよ』
そう送り出してくれた、アイツらの笑顔。
そして、オレは醤油と麹と手を取り合い、生まれ変わった。
いやぁ~、小説楽しくて、シダーさんの番外編も面白くて、自分も参加したくなっちゃいました~😁
希望としては、宮崎さんと高知さんを使い終わるまで続けて欲しいです☺️
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投稿を表示抗うことのできない誰か😳
その包丁の先には…何か青春を思い出すような酸っぱいものと思ったけど、葱の後じゃなぁ🤔
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投稿を表示暗い冷蔵庫のひんやりとした空気の中、柔らかな麹に身をあずけたまま彼はらんらんと出会った日から今日までの事を思い出していた。
未来に何の希望も見出せず、ただ呆然とセール品のワゴンで立ち尽くしていた自分に差し伸べられたらんらんの手。
初めての経験に戸惑いつつ、それでも一生懸命尽くしてくれたらんらんの真剣な眼差し。
その期待に答えようと変わった自分。
そして今、物語は静かに幕を閉じようとしている…はずだ。
だが何故か胸はザワついたままだ。
" 気のせいだ、このままハッピーエンドで終わるさ″
そう自分に言い聞かせ彼は目を閉じた。
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