ニラ醤油麹(再投稿⁇)
ニラ醤油麹(再投稿⁇)ニラ醤油麹そのものを、作品として投稿するのは「初」になります。手作り&育てる系の調味料に初挑戦した様子は、DIYトークに連載した「新・ニラ醤油麹日記」にてご覧下さい。#️⃣連続DIY小説 #️⃣ニラ醤油麹日記にて検索頂けます。⚠️うっかり読むと長いです。 【こだわりポイント】・購入したニラの産地が、
【新・ニラ醤油麹日記(最終話23-②・はじまりは終わりの始まり〜愛さえあれば!〜)】 それに、 宮崎さんや高知さん達を使い切ったとて、 全てが消えてしまうわけではない。 らんらんには瓶がある。 あまりにも澄んで透き通っているが故に、 誰からも気付かれにくい存在。 主役はいつだってその中身や、
【新・ニラ醤油麹日記(最終話23-①・はじまりは終わりの始まり〜永遠の厨二病〜)】 はじまりは、終わりの始まり。 らんらんがいつか見た映画に出てきた名言だ。 こんな日が来るのなら、出会わなければよかった、始めなければよかった…… そう思う日がくるのをわかっていても、 どうしようもないことがある。
【新・ニラ醤油麹日記(第22話・別れの日)】 ……これで「ニラ醤油麹を作る」という過程の全てが終了した。 らんらんは3つの瓶を冷蔵庫に入れ、 「生姜は今日入れたばっかりやから、生姜ブレンディはあと2〜3日は置いた方がええかなー。」 と、ニラ醤油麹を初めて使うに相応しいメニューを考え始めた。 とはいえ
【新・ニラ醤油麹日記(第21話・声の正体)】 「でも生姜って、ほんまは最初の段階で一緒に漬け込まなあかんやんなぁ。今から入れても意味あるんかな?大きい瓶が空いたんやから、やっぱり最初から新しいの作り直した方がよかったんちゃーうん?」 冷静さを取り戻したらんらんに理性が再び問いを投げかける。 「けど、
【新・ニラ醤油麹日記(第20話・調和と融合)】 全ての計画を終え、静まり返った部屋の中で一人、らんらんは思った。 「あの声の正体はいったい何だったんだろう?」 つい先程までらんらんを突き動かしていた声は消え、今はハッキリと自分の頭で思考しているのがわかる。 あの声の主はネギ塩麹か、はたまた宮崎さ
【新・ニラ醤油麹日記(第19話・終焉へと導く声)】 最初から決めていたこととは言え、それぞれの個性を兼ね備えた宮崎さんと高知さんが完成した今、この計画を実行するのは、もしかすると過ちなのかもしれない。 理性はらんらんの計画にブレーキをかけようとしていた。 「もう余計なことせんと、このままハッピーエン
【新・ニラ醤油麹日記(第18話・もうひとつの計画)】 宮崎さんと高知さんに出会うずっと前からあった、あの大きな瓶…、今はもうその中に、ネギ塩麹の姿はない。 洗って再び煮沸された瓶は、まるで新品のようだったが、蓋には僅かにネギ塩麹の香りが残っていて、何度洗っても、熱湯に浸けても、決して消え去ることはな
【新・ニラ醤油麹日記(第17話・最初から最後まで】 いろいろ心配があった高知さんだが、まずは一安心。 一方、今日まで何事もなく順調だった宮崎さん。よもやここまできて、大どんでん返しなどあってほしくないことだ。 「大丈夫。宮崎さんはきっといつもどおりのはずだ。」 らんらんは宮崎さんの瓶の蓋を開けた。
【新・ニラ醤油麹日記(第16話・それはまるで柊のような)】 ここ数日、どことなく避けていた高知さんにゆっくりと顔を近づける。 フッと香りが漂ってきた瞬間、不安、恐怖、失望…、僅かながらに抱いていた感情が、安堵と喜びへ変わった。 あんなにトゲトゲしかった高知さんの香りが目覚ましく変化していた。それは芳